ストレスが関係する病気【短期記憶障害が起きる全貌】

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記憶がなくなって困ったら

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セラピーでの治療が主

記憶障害は認知症の患者に多く見られる症状ですが、若くてもストレスが原因で心因性の短期記憶障害を患うことがあります。多い症状は逆行性健忘で、過去の記憶がよみがえりにくくなります。脳に損傷があるわけではないので、特別治療を必要とする症状ではありません。しかし、記憶障害が起こっている期間が数十年に及んでいる人もいます。それから、稀ではあるものの、自分が誰かわからなくなるケースや、新しく記憶が紡げない前向性健忘になるケースもあります。嫌な出来事から自分を守るために記憶に障害が起きているのでしょうが、このような状態では生活に支障が出ることもあるでしょう。精神科などを受診して、記憶を呼び出すのも一つの方法です。また、20代から30代の若年層でも度忘れの域を超えた記憶障害が起こることがあります。はっきりしたことはわかっていませんが、これもストレスが要因の、短期記憶障害の一種ではないかと考えられています。こちらも日常生活で困ることが増えたら受診するのが賢明です。ストレスによって引き起こされた短期記憶障害の治療は、精神療法が中心です。抑うつ気分や睡眠障害、不安など、色々な症状を併発している場合は、抗うつ剤や抗不安剤などの薬を使うこともあります。精神療法の種類は、認知療法や催眠療法、集団精神療法などです。認知療法は、ストレスによる認知のゆがみがはっきりさせて、忘れている記憶を取り戻します。催眠療法は患者を催眠状態にして、抑圧された記憶が眠る深層心理を引き出します。その記憶と向き合い、ネガティブな感情が開放されるようにセラピストがポジティブな感情の暗示をかけることで、記憶障害を解消できます。ただ、辛い出来事と一時向き合わなければいけず、嫌な時間となるかもしれません。暗示をかけてもらえば楽になれる可能性があるので、素直な気持ちで暗示を受け入れる努力が必要です。そして、集団精神療法は、小児期に虐待という大きなストレスによって短期記憶障害を起こしている人に効果的です。8人ほどの参加者が週に1回から2回ほど集まり、セッションを行います。対人関係の障害を対人関係によって解消していくのを目的とします。セッションには休まずに行くことが大切です。